スティーヴ・マックイーン主演映画
スティーヴ・マックイーン(Steve McQueen)は、1951年に俳優の道を決意しネイバーフッド・プレイハウスに入学します。
そしてアクターズ・スタジオを経て、ブロードウェイデビューを飾ります。
1956年には「傷だらけの栄光」で、ポール・ニューマンが演じるロッキーの悪友役として映画デビューを果たし、1958年にはテレビドラマ『拳銃無宿』に出演し人気を得ます。
その後は映画にも出演していき、代表的なものとしては「荒野の七人」、「大脱走」、「ブリット」、「華麗なる賭け」などが有名です。
また「タワーリングインフェルノ」ではニューマンとダブル主演を果たし、同作品は大ヒットします。
1979年に「トム・ホーン」を撮影中中皮腫を発症し、病気との闘いが始まり、翌1980年の「ハンター」主演時に余命数カ月を宣告されました。
・ブリット(1968)
スティーヴ・マックイーンが主演となった刑事アクションものの作品です。
サンフランシスコ市警の刑事であるフランク・ブリットは、ある日上院議員のチャルマースより裁判の重要証言者の護衛を命じられます。
しかし証言者であるジョニーはマフィアの裏切り者でもあり、ブリットが護衛しはじめてすぐ何者かに射殺されます。
他にもロバート・ボーン、ジャクリーンといった有名な役者が共演しています。
スティーヴはサンフランシスコ市警の刑事であるフランク・ブリットを演じています。
・華麗なる週末(1969)
この作品はノーベル文学賞作家である、ウィリアム・フォークナーの小説「肉体の遺産」を映画化したものです。
20世紀初頭のアメリカ南部の町が舞台となっており、ボスと呼ばれる祖父が町ではじめて車を買ったことで11歳のルーシアスは朝からソワソワしていました。
その話を聞いて、使用人のブーン(スティーヴ・マックイーン)、また黒人のネッドもとても興奮していました。
そんな時、ルーシアスの祖父らは親戚の葬式に出席するため、ブーンやネッドを残して出かけることになります。
ボスからは車に乗ることを禁じられていましたが、ブーンはルーシアスとネッドを連れ、ドライブへと繰り出します。
・その他主演映画
・栄光のル・マン(1971)… パリの南西200キロの位置にあるル・マンで開催される、世界最大のカー・レース「ル・マン24時間レース」を舞台に描かれています。アメリカの国際級プロ・レーサーである、マイク・デラニーをスティーヴが演じています。
・ゲッタウェイ(1972)
…組織に追われる男女が必死で逃亡していく姿を描いた作品です。テキサスのサンダースン刑務所から出所したドク・マッコイをスティーヴが演じています。
・トム・ホーン(1980)
…19世紀末の西部が舞台となっており、ガンマン、トム・ホーンの生涯を描いた作品です。早射ちガンマンのトム・ホーンを演じるスティーヴに注目が集まります。
スティーヴ・マックイーンが出演した映画はたくさんあります。
彼は50歳という若さで亡くなりましたが、過去の作品のなかに彼はまだ生きているような感じがしています。